2012年1月4日水曜日

2012年を迎えて



年末から、2011年はブログをちっとも書かなかった、と反省していたのに、新年のご挨拶を書くのがこんなに遅くなってしまいました。
上の写真は、龍とはまったく関係のないカエルでございます。
メールにもつけてみたら、干支に詳しくないであろう白人男子から「カエルの年なんてあったっけ?」というアホなメールがきましたが、単に去年撮った写真のなかで一番インパクトが強かったので、使いたかっただけなのです。

年賀メールも新年ブログも先送りにしてしまったのは、年末はほとんど毎晩飲み歩き、そのまま新年を迎え、断食に突入したために、大きなことを考えられなかったということもあるのだが、激動の2011年が終わり、新年を迎えて何を言えばいいのかわからなかったからだと思う。
いただいた年賀メールに、「震災があってから、幸せだとを口にする事にひっかかりを感じる世の中ですが」と書いてあるものがあった。
震災のあとに、ツイッターでどなたかが「すべてが変わったと思うのはそれまでよっぽど緩い人生を送っていたに違いない」というような趣旨のことを書いていたのを目にしたけれど、私のように海外に住んでいたって、日本であれだけの惨事が起き、かつそのあとも放射能の問題が続いた(そして今も続いている)ことで、いろんなことが根底から揺るいだと感じたのだから、緩い人生を送ってるかどうかの問題ではまったくないと思うのだが、その一方で、私の人生の何が変わったかというと、前以上にインターネットにかじりつく時間が増えた、電力の消費に神経を使うようになったという程度で、前と同じように、意味があるのかないのかわからないような仕事をして、日々過ごしているわけです。
そして、幸せってなんなのか、豊かさってなんなのか、何を目指して生きていけばいいのか、前以上にわからなくなった気さえする。
そんなふうに感じていたので、年の始めに断食でもして、頭をクリアにしようと企んだわりには、まったく進歩しなかった気がする。

というわけで、まだ沼を歩いているような気持ちでありつつ、抱負を考えてみた。
数年前から、「2012年は運気が悪い」と言われ続けてきて、ここ数年、特に大きな事故や事件に見舞われることもなく生きてきたので、おいおいそろそろくるんじゃないか的に腰が引けている部分もありますが、去年ローンチまでこぎつけなかったプロジェクトを立ち上げること、そしてよりオープンに、より柔軟に生きていこう、というのが2012年の目標です。

というわけで、みなさま、今年もお付き合いいただければと思います。
自分を炊きつけるために書いたブログを最後まで読んでくださってありがとう。